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2012年03月04日

ジグソーパズルの欠けた部分

最近ずっと悩んでいたこと。


それは機かけがうまくいかないこと。


糸の扱いがうまくいかないこと。


アイデアが枯渇していること。


気持ちにゆとりがないこと。


などがあった。


仙台まで来て真綿の糸作りの一日ワークショップと機かけのやり方を教わった。



仙台の先生に言われたこと。


「織ったストールなどはすごく元気があって勢いがあるけど、どこに向かおうとしているのかわからない。自分の立ち位置を決めないとふらふらと落ち着きがない。いろいろなものを手当たり次第にやるのはよくない。立ち位置を決め、しっかり習得したあとにだったら、いろいろやっても入ってくるけど。一枚一枚苦労するというけど、これだけいろいろなおさ目でやってるし、素材も違うんだから苦労するのは当たり前。苦労の過程を楽しまなきゃ*染め織りって20年やってやっと仕組みが少しわかる世界。5年なんかピヨピヨ。織りっていうのは、織りの中でも自分のやりたい部分を削いで削いで削いでそいで、やっとひとつに絞ってそれを極めて20年で一人前の世界だから、あんまり欲張ってはいけない。おいもさんはちょっと仕事が荒く、調子に乗って、わーってなって失敗しちゃうとこがあるからそこはなおした方がいいよ。綾おくる機かけの仕方は覚えておくといいよ。扱いにくい糸もそのやり方だったらたいてい大丈夫だから。着尺織るならタフさがないとだめだよ」


と言われました。


すごく厳しいことを言われて撃沈しましたが、私はしばらくこんなに厳しく言われてなかったので、誰かにほんとは言われたかったのかもしれないと思いました。


仙台のKさんにもこんなことを言われました。


「おいもちゃんはタフではないかもしれないけど、ある種の強さはあると思うよ。あのね、『私って弱いんです』って言えることは裏がえって強さになるのよ。ほんとに弱い人は強がってばかりいて、弱いなんて言えないよ。」


私は最近は暴走し過ぎて、自分を見失ってたし、自信も失っていました。


ジグソーパズルのピースが欠けて、穴あきばかりの絵みたいな自分。


ふわふわと地に足がつかないで走っている感じ。



仙台までやって来てようやくジグソーパズルのかけた部分を見つけられた気がします。


人生ってひょんなとこで、ひょんな人と出会って意気投合して分かち合えたり、教えられたり、おもしろいことがたくさんあるなぁと思います。



つらいことも、苦しいことも人間修行の一部で、その過程を楽しむことが大切で、それにこそ価値があるんだと思います。


だから、それぞれの人生が素晴らしいのだと思います。


私はこの先どんなにつらいことや苦しいことに直面しても生きて生きて生き抜こうと心に決めました。


そして数を織ることよりも丁寧に織ることを。



心を込めて、祈りをこめることを。



一度初心に返って、原点にたちかえろうと思います。



そのために必要のないことは削いで、シンプルにしようと思います。



仙台に来てわかったこと、感じたこと、教えられたこと全てに感謝です。



仙台に来てよかったー。



仙台で出会ったひとたち全てに感謝です。

ありがとうございました*


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Posted by おいもちゃん at 16:55│Comments(0)日々のこと
 
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